11月25日から3日間チェンジエージェント主催の「
ビールゲームファシリテーター養成セミナー」に参加してきました。
以下は教材に使用した本です。
「
ビールゲーム」という言葉からすると、あるゲームでビールをたくさん飲むような面白そうな感じもしますが、実は
サプライチェーンのシュミレーションゲームです。
専門的な説明では1960年代にMIT(マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院)の教授グループが考案した、シュミュレーションゲームであり、テーマは「ビールを流通させて市場の顧客の需要に応えること」になります。
1チーム4、5人で構成し、約1時間30分程度でゲームを進めて行きます。
このゲームを通して「メンタルモデル」や「システム思考」など「学習する組織」に必要なことを学んで行きます。
今回のセミナー参加者は9名でした。
最初にそれぞれ自己紹介を行い、メンタルモデルに関するビデオを観て、その後ゲームを実際体験しました。
私は最初ゲームの要領を得ず、あまり考えることができなかったのですが、開始20分くらいには慣れて順調?にゲームを行いました。
ビールゲームの目的は「参加者に深い気づきを通して個人の潜在能力を開発したり、組織を変化に柔軟に対応できる体質に変えて行く」ことにあり、その結果として組織の力が向上したり、イノベーティブな組織に変化して行くことにあると考えます。
実際にゲームを体験してみての「気づき」や学ぶことはたくさんありました。
個人的にインパクトがあったものはメンタルモデルです。
如何に我々は自らのメンタルモデル(固定観念のようなもの)で出来事を認識し意思決定や行動をしているか、ということでした。つまり「事実認識」と「自己認識」ができていないということになります。
認知行動科学では「自分の見たいものだけ見て、自分の聞きたいものだけ聞いている」ということですが、このビールゲームを体験してみるとこのことが納得できます。
自らのメンタルモデルで他人との関係性の中に問題が生じることがあります。
そんな時良くあるパターンとして「相手が悪い」、「相手がおかしい」となることが多くあります。
しかし個人の見方で一方的に判断しているだけであり、他罰的なことが多いのではないのでしょうか?
それは自分のメガネを通して出来事を見て、それから自分の世界だけで考え、判断しているから関係性が良くならないケースが多いと思います。
メンタルモデルに支配されて、仕事をしていたり、生活していると問題となる出来事が日常的に出てきます。
しかし問題は自分の見方だけでなく、昨今の複雑化した社会ではメンタルモデルと出来事だけでなく、4つの段階に分けられるようになっています。
「氷山モデル」(チェンジ・エージェントのHPより引用)

これはシステム思考をモデルにしたアプローチのモデルとなります。
なかなか問題が解決しない・・・
そんな状況では表面的な出来事だけを観て解決法を考えているケースが多いと思います。
昨今の問題はいろいろなものが関わり合い、複雑になってきています。
例えば
道路渋滞が酷いので、新たに道路建設を行い、道路を増やしたが、更に渋滞を招くようになった。などのように一筋縄では解決できないケースが増えています。
社会的には環境問題や温暖化問題など挙げたらたくさん出てきます。
この時にはつながりを考える「システム思考」が必要になります。
ビールゲームを通じて、このシステム思考も学んできました。
他にも「主張と探求」や「ダイアローグ」など現在の組織に必要なこと、つまり「学習する組織」を促進するための知識やスキルを学習しました。
現在、日本経済は「成熟から衰退へ」向かうと言われています。また様々な社会問題も抱えています。
今日的に必要な「組織と個人のあり方」をこの3日間で学んできました。
今回はファシリテーター養成ということもあり、自分で知識を学ぶためだけではなく、これを多くの人に伝えるためのスキルも学んできました。
個人的にも今まで多くのセミナー等に参加しましたが、素晴らしい内容のセミナーで大変満足しました。
今後このセミナーを通じて学んだことを「必要」としている多くの方々に伝えて行きたいと思っています。
ご興味をお持ちの方は是非ご連絡を下さい。
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